中国本土(メインランド)に最適なSIM

はじめに

前々から決まっていたんだけど、GW最終日の週末から上海に1ヶ月ほど出張に行くことになっている。それに合わせて本土で使う携帯のSIMを選んでみた。結論からいえば、自分の場合、香港で売られている跨境王というのがベストマッチだった。今回は、この辺りの状況を備忘録として残しておこうかと思う。

跨境王にした背景

中国本土で使うのに香港のSIM、というのはちょっと意外かもしれない。今回SIMはAmazonで購入したが、候補は香港SIMと中国国内SIMの2つ。これらを比べてみて、そこそこのお手頃感で、規制のないデータ通信ができて、残金をネットでリチャージできるという点で香港を選んだ。



具体的なポイントは次のとおり。

  • SIMの価格がお手頃(HKD120がAmazonで1400円ほど)
  • 中国国内用の番号が割りあたっていて本土の普段使いにも不自由はない
  • China Unicomなので3G通信にWCDMAを使っていてデータ通信でハマらない*1
  • データ通信にお手頃な定額プランがある(7日500MB、HKD78など)
  • データ通信はローミング扱いなので本土でもTwitterGoogleが使える
  • 追加チャージがネットでできて便利
  • 通話料は本土専用SIMに比べやや割高だがどうせ携帯通話はそんなに使わない
  • 手持ちのSIMフリーiPhone4SにピッタリはまるマイクロSIM
  • 日本国内でアクティベーションで、事前通話確認できる(下記参照)


なお、跨境王の使い方、料金プランなどはこちらの記事が詳しい。

中国本土SIMは短期滞在にはやや不向き

中国本土のSIMも検討してみた。メリットは通話料金やデータ通信量の安さで、デメリットは国内で購入する場合の業者側のマージンが大きくSIM購入費が高いこと。Amazonでは4700円。

初期投資を回収するには長期間安いランニングコストで運用しないといけないので*2、1ヶ月程度の短期滞在にはやや不向きな印象。



現在では、上海においては正攻法では身分証を提示しないとSIMが買えない*3。この面倒な身分確認を請け負ってくれている分だけ、正規料金とAmazon販売価格の差、つまり業者のマージンが大きくなってSIMの価格が高くなっているのだ。

通話確認

事前確認を兼ねて、ちょっと実験してみた。このSIM、香港と中国で別々の電話番号が割りあたる。それらの区域外でもローミングで使うことができ、日本ではSoftbankの電波を掴む。では、第三国である日本で発着信するとどの番号が使われるのか。

用意するのは、跨境王を入れたSIMフリーiPhoneと手持ちの携帯(実はこっちもiPhone)。

まずは手持ちの携帯から、+852で香港の番号にかけてみる。数秒後、マンダリンのアナウンスが流れすぐに切れてしまう。どうやら、香港の番号では繋がらないようだ。

続いて、跨境王を入れたiPhoneから、手持ちの携帯に発信してみる。Softbankを掴んでいるので+81とか付けずに、普通に080XXXXをプッシュ。数秒後、携帯に着信。番号は+86の中国のものが表示されている。面白いのが番号の下に广東深圳と表示されること。跨境王の番号は広東省深圳のが割当たってて、iPhoneにはそれを表示する機能があるみたい。

最後に手持ちの携帯から+86に発信。十秒ぐらいした後、跨境王iPhoneに着信。電話番号は080XXXXが表示された。

ということで、このSIM、香港域内でのみ香港の番号で、それ以外は中国本土含め中国の番号が割りあたる模様。香港のSIMだし、香港は特別なのかな。

おまけ

ついさっき知ったのだが、跨境王に加強版という新しいバージョンが出ていた。料金体系が通常版とやや異なり、より使いやすくなっている(そのかわり、国内販売価格は通常版に比べ1000円ほど高い)。

詳しくは携帯関連の神ブログのこちらを参照してほしい。通常版は今の在庫を売り切ったら終わりになる予感もするので、今後はこっちのがメインになるかも。


*1:メインランドの残り二社は独自方式もしくはCDMA2000。何気にiPhoneでもこの方式の違いには注意が必要。WCDMAは普及率が高いので心配の種は減る

*2:大げさに書いているが、3000円ぐらいのもとをどうとるかの話...

*3:そこは中国なので、交渉次第で何とでもなるのだけれど、外国人には言語面やそもそものSIMの料金体系についての知識という面で不利だと思う