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内見なしでの家探し

引越し 雑記

引越し関連エントリ第2弾。今回は家探しについて。今はもう日本なんだけど、ちょうど1ヶ月ほど前は香港にいて、今回はその時懸命に取り組んでいた「家探し」について。

はじめに

自分の場合香港からの帰任であるので、遠く海外から完全リモート、つまりインターネットで家を探さなければならない状況であった。そもそもそんな事が可能なのか、というのは、正直よく分からなかったが、結論を言えば、結構イケるという感じである。

SuumoとGoogle Mapは使える

具体的な方法としては、物件検索サイトでよさそうなものをピックアップし、Google Mapとストリートビューを組み合わせて周辺環境を確認。よさそうであれば電話で不動産会社に問い合わせ、というのが基本フローである。

後述するが、物件サイトはSuumoが抜群によいと感じた。古い、つまり成約済みの物件は速やかに削除されるし、いわゆる「おとり物件」がほとんど無い。情報量も多い。予想であるが、リクルート社は信頼性向上のためになみなみならぬ努力を行なっているように思う。

Google Mapはご存知のとおりと思うが、ストリートビューで該当物件の外観を確認したり、駅までの道のりを歩いてみたり。これが香港にいながら行える。非常に便利な時代となったものである。

不動産会社に問い合わせを入れる場合は、ネットでは無く、電話がベターだと思う。自分の経験だとネット経由だと問い合わせが簡単な反面、返信が来ない事も結構あった。一方の電話はほぼ確実に、しかも素早くレスポンスを得られる場合が多い。電話の後はメールなどでも問題ないと思う。

あと、物件選択が終わったら、問い合わせなどで何度かやり取りが発生した不動産会社があれば、道義として、別で成約した旨連絡するのが良いと思う。

「隠し物件」はあんまりなくて、むしろタイミングが重要

インターネット中心での家探しとなると、心配になるのがこの「隠し物件」。かいつまんでいうと、不動産屋に言って条件を伝えたあと、紹介された物件を何度も渋っていると、後ろの棚からおもむろに登場すると噂されるお得物件のことである。

が、自分の経験からすると、現代では、そういうのはかなり少なくなっていると感じている。

理由はいくつかあって、

  • ある不動産屋は問い合わせの後2週間ほど断続的にメールでやり取りしたが一向に隠し物件は現れなかった
  • 複数の不動産屋とやり取りしたが紹介される物件は全てインターネットサイトで検索可能なものだった
  • 成約後に不動産屋に聞いた話では今はホトンドの物件をインターネットに公開しているとのことだった*1
  • そもそも物件を隠しておくインセンティブがあんまり無い気がする*2

ということで、渋っていたら隠し物件が出てくるということはあんまりなくて、タイミングが全てだと思う。

おそらく、物件に色はあんまりついてなくて、とりあえずどんどんパブリックにしていくというのが今日(こんにち)の基本的なやり方なんだろうと思う。そういう意味では、地味ではあるが、新着情報のチェックと即座の行動が重要な行動指針といえそうだ。


「おとり物件」に注意

一方、おとり物件はまだまだ存在しているようだ。ようするに、相場からかなり安くて、際立ってお得な物件のことである。

自分も2回ほどこれに引っかかってしまった。「おとり物件」については詳しくはここを見て欲しいのだが、彼らの手口としては次のようなものである。

  1. 「釣り物件」を元に顧客に電話させる
  2. 電話では「その物件ご紹介できます!でも一応確認しますね」といって顧客情報を聞き出す
  3. 後に来店、もしくはメールでの回答で「なくなりました。こっちはどうですか?」と別の物件を紹介してくる

このマーケ手法は、個人の感覚だと「サンクコストの感じ方を利用した巧妙な心理詐欺」と言ってもよいと思う。つまり、それまでに色々調べて、問い合わせまでした、という時間が勿体無く感じて、意にそぐわない物件に妥協してしまうという傾向である。

自分の場合、知識として「おとり物件」というのを持っていて、ある程度怪しいと思いながらの問い合わせだっただが、それでも裏切られた時は結構落胆してしまった。やはり腹立たしい手法である。

リンク先でも書いてある通り、大手サイトに通報することで、不動産会社の方もそれ相応のダメージを受けるらしいので、これに引っかかった場合はそれも検討しても良いかもしれない。

まとめ

今回の話は家探し全般にある程度転用可能と思うので、ポイントを整理しておく

  • 賃貸サイトはSuumoが良い。Google Street Viewと合わせればかなりの事が分かる
  • 「隠し物件」というのは絶滅危惧種。それよりもタイミング、つまり「運」が重要
  • こまめな新着情報のチェックと即座の行動が重要な行動指針といえそう
  • 「おとり物件」は未だに存在。相場よりも著しくお得な物件には注意が必要

MBA的には、自分が不動産屋になったとしたら、顧客はどういうベネフィットを求めていて何を提供できるか、どういうマーケティング戦略が有効か、なんていうことを考えながら家探しをしてみると、色々楽しめるのではないかと思う。

*1:ただし、自社で扱ってる物件の解約連絡があった時に、一般公開するまえに来店した顧客に紹介することはありうるとのこと

*2:頻繁に引越しをする常連客というのもあんまり思い浮かばないし…。いい物件はスグだして早く成約させた方がCSも向上する気がする