この1ヶ月で起こったこと

5月1日付けで正式に異動となったのだけど、実は4月中旬からは実質的に身体は新しい部署に移っていた。業務面でめまぐるしさがあり、全然一息つく余裕がなかったが、つかの間のスポットができた気がして、今こうして文章を書いている。

 

新部署での仕事は前にもちょっと書いたが、役員のお付きである。より適切な日本語でいえば「カバン持ち」といったところ。役員の出席する会議に同席し、会社のビッグピクチャーを描いていくというのは主に学習という側面。ここは全体の30%ぐらい。残りは、そういった活動で見えてきた課題や周辺作業を、関係部署やステークホルダー達と回収していく作業で60%。その他10%ぐらいは、雑業務といった感じ。

 

高位役職者が出席する打ち合わせに参加することは非常にストレスだ。自分は会議で発言することは許されていない。いや、正しくは許されているのだが、日本の会社においては、ぺーぺーの発言というのは、常に時間の無駄なのである*1

 

一方、5月中旬にツアコンとして1週間ほど北米を周ったのだが、この時は打ち合わせでも、とてもよく喋った。そこでは、フラットな土壌があるのを知っていたからだ。ちなみに、この出張、凄く大変だった。愚痴が山ほどあったのだが、金曜の夜、一緒に出張に参加した先輩達(8人)が慰労会を開いてくれ、そこで全部吐き出せたので、今はスッキリしている。先輩たちに感謝である。

 

とまぁ、ナゼかよくわからないが、とても大きなカバンを持ちながら過ごしていたのだけれど、今思うと、どこかで気持ちにスキが生まれていたのだと思う。火曜日に赤紙が来たのだ。

 

同業者の人には「デスマーチ」と言えばスグにピンと来るだろうと思う。それなりの規模の会社になれば、嵐のようなプロジェクトというのが必ず1つや2つあるものだ。そして、そういう場合の解決策は、銀の弾があろうがなかろうが、「人を入れる」と相場が決まっているのである。

 

そう、異動して1ヶ月、とある炎上案件に入ることになった。

 

もちろん、現場で必死になって汗をかいている同僚の事を考えると、そこに協力するという役回りは身が引き締まる思いだし、役に立ちたいと思う。特に自分の場合は社費で留学まで行かせてもらっており、少しでも会社に恩義を返していきたい。

 

ということで、この1ヶ月、異動で新キャリア?と思って少しずつ慣れてきたところ、炎上案件に回ることとなり、歓迎会の直後に送別会というギャグみたいな話になりそうである。この急転直下な展開にはサラリーマンとしてのリアルを感じずにはいられない*2

 

とはいえ、新しい案件は色んな意味で刺激的な環境なので、このチャンスを活かし、汗を流しつつ、ここでしか見えない景色を経験として昇華していきたいなと思っている。

*1:この表現だと言葉足らずで真意が伝わらなそうだけど、これを書き始めるとそれでまた別の1本になってしまうので、とりあえずここではこういう感じで表現しておく

*2:大きなカバンのせいで、こっそり裏側が少し見えてしまったのだが、それは、この案件が落ち着いた頃には、次を決心させるに十分な景色だった。