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MBAの授業ってこんな感じ

MBA

自分の受験の時を思い出すと、とにかくTOEFLだのGAMTだののスコアメイクにレジメ準備、推薦状、エッセイなど怒涛のように色んなものが流れていって、正直なところ、MBAというのがどういうところなのか考える余裕がなかった(←オイ)。

英語が話せないことを隠すためにキャンパスビジットもしなかったので、具体的なイメージは皆無だった。まぁ、みんなが「最高の体験だった」と口を揃えていたので、行けば楽しいところなんだろうな、というのが漠然とした予想だった。

実際それでも何とかなるんだけど、今日は、自分と同じような境遇のアプリカントの人がひょっとしているのではないかという仮定のもと、MBAの中身、授業がどんな感じで構成されて流れていくのかついて、自分のスクール(HKUST)の例を用いてまとめてみたい(多分欧米のビジネススクールでも大差ない、と思う)。

事前課題

ホトンドの場合ビジネスケースを事前に読む必要がある。HKUSTの場合は、物にもよるけど、平均して本文が10〜15ページぐらいで、Appendixを含めて20〜25ページ前後のものが多い。ケースはHBSのが一番割合としては高くて、たまにINSEADとかIMD、LBSなどのケースもある。ごくごくたまにCEIBSやHKU、HKUSTなどの中国スクールのケースも使われる。

ちなみに、スクールによってケースの質やクセみたいなものがあるんだけど、概ねHBSのやつはさすがというべきか、平易な英語で書かれていて、ノンネイティブにも読みやすいし、内容もよくまとまっている。また、絶妙な感じで論点が見え隠れしていて、推理小説のような趣もあり面白い。

それで、ケースに関しては事前課題が設定されることが多く、準備としてグループでそれに取り組むことになる。このグループワークで、フリーライダー問題や意見の対立などに起因して人間関係のトラブルが起きることは想像に難くないと思う。

ケースは実際のビジネス事例をまとめたものである。一応の決まりとして、ケースの外の調査(例えばGoogleで周辺情報にあたる)といったことは非推奨になっている。また、一つのケースについて3時間以上時間をかけないように指示する教授もいる。

実際のところは、純ドメの人は、慣れない間は、ケースを読むだけで余裕で3時間以上使うことになり、グループディスカッションなどを含めると少なくとも6時間ぐらいの時間を消費する。ただし、成長曲線(要するに慣れる)と人間の性としてだんだんと Lazy になる習慣を加味すると、ここにかかる時間はどんどん減っていって、最終的には2時間程度あれば課題に回答できるようになる。

ちなみになんだけど、ここに記載した作業の中で最も難しいのは、個人的には、ケースに対応する適切な事前課題を設定することだと思っている。幸い(?)にもその部分は教授が事前に請け負ってくれているのである。また、都合よく必要なデータは概ねケース内に収録されている。見えないガードレールの中で美味しい(そうに見える)ところだけ、いいとこ取りできるように授業が構成されているのがわかると思う。

あ、あと、事前課題として教科書を読んでくるように指示がある場合もある。実はHKUSTではホトンド教科書を読むことを指示されることは無いのだけど、一般的に言って凄い量(何十ページも)のリーディングを課せられることも多いらしい(ちなみにお隣のHKUではそうらしい)。


って書き始めたら何か長くなってきたので、急遽2回に分けることにする。ということで、次回は授業の様子をお伝えしたい。

(続く)