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ITSBCC その4

MBA ケースコンペ

ボストン3日目(現地時間3月30日 AM10:00)ケース読み〜コンセプト固め

その後各チームに割り当てられた作業部屋に移動。ホワイトボード、ポストイットなどは何も言わなくても完備されていた。あいかわらず、すばらしい。1時間半ほどかけてケースを精読したあと、内容についてざっくりと議論をはじめた。

問われていることは2つ。1つはNetwork Societyにおける未来教育のビジョンの具象化とそのビジネスプラン。2つめはEricsson社内でどうやってこの教育のコンテキストを活かして社員及び会社の価値を高めるかというもの。どういう脈絡、意図で1だけではなく2が登場したのかが謎だったが、チーム内の議論で、脈絡は無い・もしくは分からないということで落ち着け、同一のソリューションが両方に適用できるというのスジでお茶を濁すのが順当だという結論に達した。

なお、時間的な制約もあるため、ある程度は覚悟していたが、アイデア自体は、クラウドでEricssonが教育コンテンツとコラボレーションの場、プラットフォームを提供するというありきたりものになった(クラウドとインターネット上のサーバの違いは何よ?という同業者からの苦情は甘んじて受けます(笑))。後ろ向きながらも、この16チーム中13チームぐらいは同じとなるであろうアイデアで勝負することにした理由は、過去の入賞者の分析から、良いアイデアが思いつけばそれに越したことは無いのであるが、最終的にはアイデアの実装からビジネスモデル、ファイナンスまでのパッケージとして完成度が高いことがこのケースコンペを勝ち抜く方法だということを理解していたためである。

事前準備の成果、及びチームメンバーが全てEngineeringのバックグラウンドを持っていることもあり、課題の根底にあるNetwork Societyやクラウドのコンセプトについては十分に理解していたので、提供するサービスや機能の洗い出しを経てアイデアを具象化していく作業はほぼ一本道で行うことができた。そうそう、スケジュール、時間管理についてはリーダのSが序盤戦でとても良い仕事をした。やや内容が曖昧でも時間がくるとそこで議論を打ち切り次の工程に進めるというのを力強く行ったのである。彼も、パッケージの全体感を上げることの重要性を理解していたに違いない(ちなみに他スクールのチームは朝の3時になってもまだ内容を議論している所もあった)。

ビデオ&パワポ作成

コンセプトが固まり、ダミーパック(各スライドで何を語るか意識を合わせ、ラフな内容を定義する)の作成が終わったところで、ビデオ作成にとりかかった。このパートはキーになりそうなので、余力がある間にやってしまおうという戦略である。我々のアイデアを表現して未来社会を説明するコンセプトビデオを作るのが無難だろうなー、でもこれってどこのチームもやるだろし、差別化もできずにインパクトもなさそうだ、と悶々としていたところ、Mが良いアイデアを思いついた。「各人がそれぞれの国でこのプラットフォームの利用者になりきり、その使用感を語るのはどうだろうか」とMがいった瞬間に、全員の頭の中でベルが鳴った。プラットフォームを別の側面、つまりユーザ目線で表現、紹介することができるし、4カ国の国籍で構成された我々のチームのユニークさも強みとして使える。他のチームには真似できない。素晴らしいアイデアだった。

ちなみにビデオ作成にはiPadを使ったんだけど、我々USTは入学時に全員iPadが配られているので、その扱いには慣れている。加えて、偶然にも全員がMac使いということで、iPad版ではなくMac版のiMovieで動画をサクサク編集できるという幸運があった。他チームで経験の無いところは iPad の操作から入る必要があったに違いない(まぁ簡単だけど)。

パワポ完成〜プレゼン練習

Dummy Packの作成まではやや遅れ気味ではあったが、かろうじてオンスケといえる状況だったんだけど、ビデオ作成、パワポ作成あたりから本格的に遅れだし(これはテーマの予想が外れ、新たなビデオというタスクが発生しため、Sの仕切りがあったとしても、不可避といえる)、結局パワポが完成したのは朝の3時だった(何だかんだでAは最後までファイナンシャルの数字やAppendixをいじっていたのでホントの完成はAM6:00だが)。

ここからプレゼン練習を開始する。BUはチーム作業用の部屋とは別にプレゼン練習用の教室を割り当ててくれている。本当に何から何まで完璧な運営に脱帽である。

ストーリー展開やアイデアはそれまでの議論で十分に共有できていたので、プレゼン練習はわりかしスムースに進んだ。自分のパートが、英語のせいでダメダメだったが、チームメンバーは粘り強くフィードバックや励ましをくれた。この部分はいくら感謝しても感謝しきれないと今でも思っている。結局6時頃まで練習を行い、一旦解散。ホテルに戻ってシャワーを浴び、本番用の服装に着替えて再集合することになった。事前の計画では寝ないのは非効率でダメの典型、とみんなで口をそろえていたのに、結局この日は一睡もできなかった。いよいよ9時から本番予備ラウンドでの発表である。


(続く)

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