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終戦記念日

韓国人と仲がいい。正直にいって、こっちに来て一番大きな発見は彼らとうまくやれることをみいだしたことではないかと思う。もちろん彼らとデリケートな問題を議論したことは無い。とはいえ、基本的な境遇(社会や会社の構造、英語コンプレックス、社費の存在etc...)がとても似ている彼らといると、正直にって居心地が良い。一言でいえば「いい奴ら」だと感じる。いや "leave my comfort zone"はどこに行ったんだと言われそうだけど、楽なのは事実である。


そんなクラスメートの1人から、ふと、今日が韓国の祝日であることを知らされた。悪気はないのであろうが、申し訳なさそうに彼は、今日は日本から独立した日であると私に告げた。そういえば、先週末のマンダリンクラスで、日付を中国語でどう表現するか学習した。中国の祝日が紹介され、その場にいたクラスメート全員が、祖国の記念日を発表しあった。その時は全く意識していなかったが、今思えば、あの優しいマンダリンの先生も、今日のこの日を意識していたに違いない。


多くのアジア人にとって、経済的にも、日本は、まだ(かろうじて)憧れの国である。そして同時に一部の人たちにとっては複雑な感情を抱かせる存在でもある。はて、終戦記念日。日本人にとって、アジア人にとって、ひょっとすると欧米人にとっても大きな意味のある日である。


色々な感情を持った人の中に自分がいることに改めて気付かされる。上海人の妻、そしてその両親や親類。中国人留学生はHKUST MBAの25%を占めるマジョリティだ。韓国人の友人たち。台湾人のクラスメートもいる。タイ人やインド人とも仲が良い。それぞれの見方、考え方があって当然だろう。


それでも彼らは大人であるので、これからも、明日以降も、今までと変わらず、そんな事は気にしていないかのごとく、お互い、接するだろう。ただし、いつかは腹を割って意見を交換する時がくる気がしてならない。その時に自分は思うところを正確に、冷静に伝えることができるだろうか。相対的な環境が「それ」を今まで以上に意識させた、そんな66回目の終戦記念日だった。

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