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ちょっとだけグレーな話2

中国問題って何?

今回はMBA準備を進めると誰もが一度は耳にする「中国問題」について書いてみようと思います。

TOEICというテストは日本ではすごくメジャーで大抵の人は知っているかと思います。このTOEICというテストはETSという米国のテスト作成専門機関によって作成されています。そこでは、問題のプールを用意しており、そのプールから問題が適当にピックアップされて出題されると言われています。見方を変えれば同じ問題が繰り返し出題されているわけです。一方、このテストは終了時に問題用紙を回収されるので公式問題集以外では本番の問題は表向き市販されてません。

とはいえ、そこは本音と建前の入り混じる現代社会。実際は、ここ日本でも本番の問題とそっくりな問題集が色々市販されています。組織的にTOEICを受験して問題を再現したのか、はたまた問題冊子を何らかの手段で手に入れたのかは分かりませんが、確かにそれらの問題集には本試で出題される確率の高い問題が並んでいます。

ETS という機関の作る試験は他もだいたい同じ仕組になっています。それは TOEFL や GMAT でも例外ではないようです(GMATはGMACという別の団体に移っていますが)。そうするとこれらの試験に対応した「なんちゃって本番問題集」があってもおかしくないはずです。

ですが、実際には日本ではそのような問題集は見受けられません(理由はわかりませんが、TOEFLやGMATの受験者がTOEICに比べて圧倒的に少ないのが原因じゃないかと予想しています)。というか、私がざっと調べた限り中国以外の国でそのような問題集は無いようです。この中国で出回っている本番相当の問題集が中国問題というやつです。

ETS公式問題集について

ところで、ETSという団体は意外とちゃっかりしているというか、TOEICでもそうですが、公式問題集というのを発売しています。内容はETSの問題プールの中で、古くなったなどの理由から本試ではもう出題しなくなったものを集めたものです。本家の問題集ですから、問題傾向、難易度、問題の質ともに本番試験と全く同じであるため、とても良く売れているようです。

TOEFLの場合、公式ガイドという紙の書籍の他に、ETSのサイトでTOEFL模擬試験(TOEFL iBT Complete Practice Setとかいう名前)というのが受けられるようになっています。値段はよく知りませんがおそらく$50ぐらいだと思います。それが10セット(種類)ぐらい売られています。まぁなんというか、彼らもうまいビジネスをやっているわけです。

TOEFLの中国問題

私が調べた限り、TOEFLの中国問題は、上記の模擬試験の問題を勝手に集めたモノのようです。中国のAmazonや書虫といったインターネット書店で売られているようです。その他、さすが中国というべきか、P2Pソフトで共有されていたり、中国のダウンロードサイトに電子データで置かれていたりもします。

ひょっとすると、実際はもっとディープに過去問がバッチリ売られていたりするかもしれませんが、日本人が普通に手に入れることができる範囲だと上記のモノが精一杯な感じです。

GMATの場合

こちらも少しググれば怪しいサイトがわんさか出てきて、なんとなくそれっぽいものをゲットすることができると思います。私も、妻が中国に出張した際にいくつかダウンロードしてくれたものを見てみたのですが、確かにそれっぽいです。ただ、出所不明なものが多く、特にSCなどは「カンが狂うので本家の問題以外は解かない方がよい」というまことしやかな話もあり、これに手を出すのはちょっと勇気がいる感じです。

ちなみに私は Math を何セットかやってみたのですが、間違った問題をググってみると、出展はOffcialGuide(Prep)、有名問題集(Kaplanなど)が多い感じでした。検索しても引っかからないものもあり、ひょっとすると本家の過去問なのかもしれません。あと、わずかですが、付属していた回答に誤りがある場合もありました。

まとめ

中国問題とは広義にはETSのテストの過去問のことです。TOEFLの場合、公式模試の問題をパクってのせているようです。GMATの場合はOG、有名問題集の問題、(ひょっとして)過去問から構成されていそうです。入手方法は中国のAmazonなどのインターネット書店、もしくは中国のダウンロードサイトなどで拾えるようです(いずれにしても入手は自己責任で!)。上手く使えば準備をショートカットできる可能性がありますが、怪しいので通常の方法で地道に点数アップに励む道もあります。